「カカオマス？知ってるよ、チョコの原材料でしょ？」
普段よくチョコレートを食べる方なら知っている人も多いかと思います。
ではカカオマスってどんな形状？チョコの原料ってカカオ豆じゃないの？
・・・そう言われてみれば「あんまりよく知らないな～」なんてこと、ありませんか？
この記事では知ってるようで実は知らない「カカオマス」について解説していきます！
実際に買って食べてみた内容も掲載していますので、どうぞ最後までお楽しみください♪
カカオマスとは？
カカオマスはカカオ豆の化身
それではまず結論から。
カカオマスとはカカオ豆をすりつぶし、ペースト状にして固めたものです。
原料であるカカオ豆が、私たちのよく知るチョコレートになるための最初の進化となります。
もう少しわかりやすく解説するために、製造工程から少し遡っていきましょう。
チョコレートができるまで
チョコレートの原料といえば？ カカオ豆です。
まだ原料そのものですね！
ここからチョコレートにするためにいったん細かく砕いて、さらにすりつぶしていく処理が行われます。
カカオ豆は55％が「ココアバター」という油分。カカオ豆をすりつぶす過程で油分がにじみ出て、ペースト状になっていきます。この状態のものをカカオリカーと呼び、カカオリカーを固めたものがカカオマスです。
つまり、カカオマスは個体。既に見た目はチョコレートの形をしています。
お豆だったカカオがチョコレートへと変身を遂げるはじめの一歩です！
カカオマスは「カカオ100％チョコレート」
カカオマスは見た感じチョコレートの形をしていますが、まだ砂糖やミルクなどは入っていません。
作るチョコレートのレシピに合わせてこれから混ぜていくため、カカオマスはまさにチョコレートのもとといえますね。
（チョコレートのメーカーはこれを保管し、必要なときに使えるようにしているそうです）
つまりのところ、カカオマスとは姿を変えたカカオそのものであり、言い換えると「カカオ100％チョコレート」。スーパーハイカカオチョコレートなわけです！
カカオマスを買ってみた
カカオマス、売ってマス！
さて、チョコレートのもとであるカカオマス。本来はここからおいしいチョコレートに仕上がるまでに更なる工程を踏むわけですが、上記でご説明した通り、カカオ100％チョコレートなわけです。
つまりのところ、このまま食べられます！！
チョコレート専門店でもカカオ100％は取り扱いが少ないので、ある意味貴重かも！？
ネット以外だと、主に製菓材料が売っているコーナーや専門店で販売しているお店があります。
カカオマスの用途
皆様のカカオマス需要が気になって調べてみました。
「きっとお菓子作りに使ってるんだろうな、どんなお菓子を作ってるのかな？」
と思って調べていたら、
まさかの・・・多くの方がそのまま食べている模様！
甘さが理由でチョコが苦手な方には最高のようです。
その他は製菓用、料理の隠し味、あとは苦みをつけたりするもののようです。
カカオマスを買ってみた
ということで、実際にカカオマスを買ってきました！
今回購入したのは富澤商店さんで販売されているカカオマス。100gの少量パックにしました。
原材料名：カカオマス のみ。清々しい！ ピュアですね・・・
まずはそのまま食べてみた
実はカカオ100％チョコレートは初体験！ドキドキ・・・
・ ・ ・ ・ ・ 。
食べた瞬間は濃いカカオの香りが鼻を抜けていきます。
食べていくと強い酸味を感じる部分があり、やがて後からくる苦みに溶け込んでいきます。
噛むとポリッという良い歯ごたえを感じるものの、食感は思っていたよりしっとり加減を感じました。
もっとボソボソっとした食感を想像していたのでこれは意外でした！苦みや渋みももちろんしっかり感じましたが、ずいぶんマイルドだなという印象です。
ダークチョコレートとしておいしくいただきました！
カレーの隠し味に入れてみた
これも初チャレンジ！カレーの仕上げに隠し味として入れてみました。
入れるタイミングはルーと一緒に、量は味見をしながら、2粒にしてみました。
なんとなく、入れた後のほうが色が濃くなってる・・・かな？
ま、まぁ今回はあくまでも「隠し味」というところで、敢えてあまりわからない程度に留めておきました。
お味のほうは、カレーのピリッとした辛さがずいぶんマイルドになった気がしました！
まとめ
いかがでしたか？カカオマスの魅力が存分に伝わったでしょうか？
・カカオマスとは、カカオ豆をペースト状にして固めたもの
・チョコレートの原料である
・実はカカオ100％チョコレートである
・普通に食べてもおいしい
・原料なのにけっこう身近に手に入る
実際に食べてみると、普段食べているチョコレートは、いかにスパイシーなカカオをおいしく食べるか研究されているんだなぁと実感します。
あくまでも「原料」なので、ハイカカオチョコレートとしておいしくいただくなら、カカオ90％とかのを食べるのがいいと思います。
ここにどれだけ砂糖を混ぜようかな？ミルクはどのくらい？他の風味を入れてみようかな・・・それは作り手さんの自由です♪そんな楽しみも膨らみそうですね！
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